加古郡稲美町のデザイナー中村敦

クッション型リサイクル玩具の制作

クッション型リサイクル玩具の制作

学生時代の作品。環境問題と子ども、というキーワードをつなぐ「クッション型のリサイクル玩具」を考案しました。
本作品のポイントは「自由な発想で遊べる」ということ。長い蛇状のパーツで大きな結び目をつくったり、円形のパーツを間に咬ませて仕切りにしたりとルールのない自由な遊び方ができます。
そしてもう一つ、「家庭でリサイクルができる」こと。クッションの中材は紙や緩衝材など、クッションに適したものなら何でも使えます。中身を自分で選ぶことはカスタマイズの楽しさになり、それはゴミと思っていたものも考え方次第で遊び道具になるという発想につながります。

クッション型リサイクル玩具の制作
クッション型リサイクル玩具の制作

大量消費が当たり前の社会で育つ子どもたちに、遊びを通して問題を意識するきっかけを持って欲しいということから「環境問題と子ども」というキーワードを得ました。それは、子どもにとって「遊びこそ学び」であることからも意義のあることです。
また、消費社会と共に育ち環境問題に無自覚な親世代にとっても、子どもとのふれあいを通して環境問題を再考するきっかけにもなります。

これがゴミとの付き合い方を楽しむ新しい手段の一つになればと思って制作しました。

クッション型リサイクル玩具の制作
Design : 中村敦